退職前に心療内科を受診すべき3つの理由。傷病手当金との関係

オンライン診療・診断書

退職日が決まってから、ふと「このまま辞めて大丈夫だろうか」と思った。傷病手当金のことは聞いたことがある。でも、いつ病院に行けばいいのか、退職前と後で何が違うのか、わからなかった。この記事では、**退職前に心療内科を受診すべき理由**を三つに整理し、傷病手当金との関係・受診の流れ・費用の目安をまとめます。

## なぜ退職前に心療内科を受診すべきなのか

理由は主に三つです。一つ目は、**傷病手当金の継続受給**です。傷病手当金は在職中に一定条件を満たしていれば、退職後も引き続き受給できる場合があります。退職前にすでに療養中で医師の証明があると、退職後の申請がスムーズになります。二つ目は、**診断書のタイミング**です。退職手続きや休職の相談には診断書が必要になることが多く、在職中のうちに受診して診断書を用意しておくと、退職後の手続きに余裕が持てます。三つ目は、**特定理由離職者**などの制度です。心身の不調を理由に退職する場合、失業保険の給付日数が延長されるなどの取り扱いがあることがあり、その判断には医師の証明が使われることがあります。制度の詳細は厚生労働省・協会けんぽ・ハローワークの公式情報で確認してください。

## 退職前の受診で診断書を用意する手順

退職前に心療内科を受診し、診断書を準備する流れは次の四段階です。

### Step 1:予約する

退職予定日から逆算し、余裕を持って心療内科を予約します。対面が難しければ、初診からオンライン診療に対応している心療内科も選択肢です。Web予約なら電話不要で、**数日〜2週間程度**で初診枠が取れることが多いです。退職までの日数が少ないときは、早めに枠を確保する。

### Step 2:問診に回答する

予約後、Web問診票があれば記入します。症状の経過、仕事との関係、退職予定であること、傷病手当金の申請を検討していることなどを書いておくと、診察で話しやすくなります。10〜20分が目安です。

### Step 3:医師の診察を受ける

診察では、いつ頃から不調か、退職を考えている理由、傷病手当金や今後の療養について医師に伝えます。診察時間は**15〜30分程度**。退職前であることを伝えておくと、診断書の記載内容や発行時期についてアドバイスしてもらえることがあります。

### Step 4:診断書の発行を依頼する

退職後も傷病手当金の申請や会社への提出に使う診断書を、必要に応じて依頼します。発行のタイミング(退職前・退職後)や、傷病手当金の申請書の医師記入欄への対応も確認します。診断書は**当日〜1週間程度**で受け取れることが多いです。申請の具体的な手順は[傷病手当金を自分で申請する方法](/shoubyou-teatekin-jibun-de/)や[退職後の傷病手当金の申請](/shoubyou-taishokugo-shinsei/)を参照してください。

## 費用と所要時間の目安

初診料は保険3割で3,000〜5,000円前後。オンライン心療内科では初診6,000円前後、再診2,500円前後が目安です。診断書料は1通1,500〜5,000円程度。初診と診断書1通で**合計5,000〜10,000円程度**を見込んでおくとよいです。退職日までに診断書を手元に置くには、少なくとも退職の2〜3週間前には受診の予約を取っておくと余裕があります。

## 私が退職前に受診したときの話

個人の体験です。退職を決めてから、傷病手当金のことを知った。在職中のうちに受診しておいたほうがよいとネットで読み、慌ててオンライン心療内科を予約した。退職まであと三週間だった。問診で「退職予定で、傷病手当金の申請を考えている」と書いた。診察でその話をすると、退職後の申請に使える診断書と、申請書の医師記入について説明してもらえた。退職後に書類を揃えるとき、あのタイミングで診断書を取っておいてよかったと思った。楽だったわけではない。それでも、退職前の一歩が、その後の手続きを少し楽にしてくれた。

## まとめ

退職前に心療内科を受診すべき理由は、傷病手当金の継続・診断書の準備・制度上の証明の三点にまとめられます。受診の流れは予約→問診→診察→診断書依頼。退職日から逆算して、2〜3週間前には予約を取っておくと安心です。今日できるのは、退職予定日を確認して、クリニックの予約ページを開くことかもしれません。

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※この記事は2026年2月時点の情報に基づく個人の体験・見解であり、法的・医学的アドバイスではありません。
制度の詳細は厚生労働省・協会けんぽ・ハローワークの公式情報をご確認ください。
心身に不調を感じている方は、必ず医療機関にご相談ください。

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